お芝居を観るために、劇場へ足を運ぶ。ウキウキする時間です。
個人的には、この時間のために生きていると言っても過言ではない(キッパリ
さて、喜び勇んで出かけるのはいいけど、なにごとも段取り、前準備が大切。
段取り八分って言いますからね!
手荷物はなるべく少なくする
劇場が、住んでいる場所から遠いほど、持ち歩くものが増えがち。
あれもこれも、備えて持っておきたい・・・という気持ちはわかりますが、ここは合理的に。
観劇ファンの間でよく言われるのは、「スマホと財布とチケットさえあれば大丈夫!」

そう、最低限この3つさえ忘れなければ、あとは何とかなるものです。
「荷物が多くても、力持ちだから平気!」
とか思うかもしれません。力持ちはステキ。
でもね、手荷物が少ない方がいいのは、重たいからじゃないんです。
劇場の客席まわりには、荷物を置ける場所がありません。ほとんどは、自分が座る椅子の下や、自分が座った脚の前に置く。
もしくは、上演中ずっと膝に抱えておくことになります。
椅子の下に入らないような大きなバッグを愛用してたり、サブバッグをいくつも持ってる・・・なんて習慣のある方は気をつけて!
自分の荷物が多すぎて、周囲に迷惑になっちゃうおそれがあります!

返金式のコインロッカーや、大きな荷物やコートを預かってくれるクロークがある劇場もあります。
そういう劇場では、手元に持つ小さなバッグだけ残して、あとは預けてしまうとラクチン♪
預けるほどの量じゃないけど膝にはのらない、でも椅子の下って床だから直に置きたくない・・・
なんて場合も。そんな時のためにエコバッグがあるといいです!

床に直置きするためなので、100円ショップで売ってるようなやっっすいので充分。
私はいろんなところでいただく、持ち歩くには趣味じゃないエコバッグを使わせてもらってます(小声
温度調節できる服装で
劇場は基本的に、冷暖房が行き届いています。
劇場内を歩いて移動してるとちょうど良い感じですが、1時間以上、じっと座ってお芝居を観ていると話は別。
特に真夏が要注意。ひろーい会場内をくまなく冷やすので、外気との差が激しいうえに、じっとしているのでどんどん冷えてきます。

首筋を冷やさないためのストールや、足にかけるひざ掛けを用意する人は多いです。
ちなみに、ひざ掛けは劇場にも用意されていたりしますが、個人的には不特定多数の方が使ったものには抵抗があるので、自分で用意します。
冷えるといえば思い出すのが、愛知県にある刈谷市総合文化センター アイリス大ホール。
空調が足下にあるのか、冷たい風がずっと椅子の下から吹き上げてきて、一幕の間に、ふくらはぎが冷えて固まりましたw
二幕はひざ掛けを足首から巻き上げるようにして、冷えを防ぎましたよ!
荷物は少なく、と言っておいてストールやひざ掛けを持ち歩くの?と思うかもしれませんね(笑)

ストールは大判でなく、首にかけられる大きさでいいし、ひざ掛けも毛布みたいな厚みのものは必要ないです。私は薄いマフラーをひざ掛けにしています♪
軽いし、薄くてもあったかいので便利ですよん。
カーディガンを用意するのもアリですが、開演前に着ておくのがオススメ。
上演中に席に座った状態で脱ぎ着するのは、想像以上に難しいです。隣や後ろの席に座ってる方にも、迷惑になっちゃいます。
布一枚状態の方が、小さな動きで扱いやすいので便利ですよ!
ストールは腰痛持ちさんにも
観劇はだいたい1時間以上、椅子に座ってじっとしているもの。
腰痛持ちさんには、その座っていることがツライ場合もあるかと思います。
そんな時にも、ストールは活躍しますよ~。
薄手のストールを折りたたんで、腰や背中に当てておくとかなりラクです。

椅子がとても固かったら、お尻の下に敷いておいても。あまり高さが出ると後ろの席の方に迷惑ですから、そこはちょっと気をつけて。
椅子の座り心地は「快適な観劇環境」においてかなりのウエイトを占めていると思います。
が、座り心地のイイ椅子ばかりではないのが現実。
もともと、椅子の好みって千差万別ですよね~個人差がとても大きい。
私は沈み込む柔らかい椅子が苦手です。
劇場によって、椅子も固い・古い・小さいなど、色々と個性があるもの。
新国立劇場中劇場さんみたいに、全席にエア・ウィーヴクッションを用意してくれているところもありますが・・・まぁごく一部ですよね。
行って座ってみないとわからないのが椅子ですが、ストールでちょっとだけ快適度をアップすることも可能。
やはり観劇にはストール必携です(笑)
座席が後方なら、双眼鏡は用意しておきたい
人気の高い演目は大きな劇場で上演されることが多く、よほどの前方席でなければ、肉眼では演者の表情が見えません。
もちろん、個々の表情には興味がないならそれでOKですが、できれば双眼鏡は用意しておきたいところ。

私は以前、推し俳優が出演していないし、双眼鏡は不要かな~と思い持たずに行ったら、舞台上の小物が気になって気になって
「なんで置いてきた!!双眼鏡3つも持ってるのに!!」
と半泣きになったことがあります(笑)
(ちなみに3つ持っている理由は、推し俳優が出ている舞台を観に出かけた際に忘れて、劇場近くで買った、というのが2回あるからですw)
観劇ファンの間ではもっぱら「オペラ」と呼ばれる双眼鏡。劇場の広さによって最適な倍率は違うのですが、個人的には8倍あれば充分だと思います。
劇場やドームが近くにある電気屋さんには、たいてい「観劇やコンサートの双眼鏡事情にものすごく詳しい店員さん」がいたり、詳しい説明書きが置かれています!
迷ったらお店に寄ってみると楽しいです!
個人的に以前悩んだのが、「防振」を選ぶかどうか。
双眼鏡は両手で支えて使うのですが、どうしてもブレます。それを補正してくれるのが防振双眼鏡。
お値段は高い(5万円くらいする)ですが、推しの表情、衣装や小道具の細かい部分までブレずにクッキリ見られるなら買おうかな!?と考え、お店で実物も見ました。
でも店員さんに相談したら、
「お芝居を観るなら明るさの方が大事ではないでしょうか」
と提案されて、結局ニコンの10倍双眼鏡を買ったんです。(そして忘れたりする)
結果、ブレもそう気にならず快適に観劇できてます♪