ほとんどの劇場では、未就学児は入場不可になっています。
逆に言えば、小学生以上なら、「劇場に入ってお芝居を観る権利がある」ってことになります。
しかし気になるのは権利の問題ではなく、周囲に迷惑がかからないかどうか、ですよね。
小学生といっても6歳から12歳までの開きがあります。

一年生・二年生のまだ小さい子どもを劇場に連れて行くと迷惑になるか?が気になるところですが、これはもう
「演目と、その子による」
としか、言えないと思います。
子どもはそれを観たいのかどうか
やめておいてと思うのは、
「子どもがそのお芝居に全く興味がないのに連れて行く」
ってことですかねー。長い時間、退屈することになってお子さんがかわいそうだし。
子どもって退屈すると、どうしても何かアクションを起こしますよね。
そうなるのが予測できる場合は、連れて行かない方がいいと思います。
劇団四季は観劇デビュー親子に優しいです
私の子どもの観劇デビューは、劇団四季の「ライオンキング」でした。5歳だったかな。

劇団四季と宝塚の専用劇場だけは、3歳から入場できるんですよね。
劇団四季のミュージカルは楽しいものが多いですし、もし子どもが飽きて騒いだり、泣き出したりしたら逃げ込める「親子観劇室」があるので、観劇デビューにピッタリと考えて連れて行きました。
ライオンキングの分かりやすいお話と、ダイナミックな曲やダンスがとても気に入ったようで、楽しんで観ていました。
ただ私の子どもは、ミュージカルは楽しそうに観てますが、ストレートプレイはちょっと苦手みたい。
もう大人に近くなりましたから、最近は黙って静かに観てますが、以前は
「あとどのくらいで終わる?」
と聞いてきたり、ごそごそ動いたりすることもありました。
そうなると、親も舞台に集中できない(笑)
なので、ストレートプレイを観に連れて行くときは、だいたいのあらすじなどを話して、観たいかどうか確認するようになりました。
個人差もあるし、運もある
小さくてもお芝居に興味があって、食い入るように見ているお子さんを見かけることもあります。
これはもう本当に人による、って感じなんですよね。
だから演目選びには慎重になるべきですが、
「子どもを連れて行く イコール 周囲に迷惑」
ってことはないです。
もうひとつ、「人による」ことがあります。それは「周囲の人」。
子どもの集中力の弱さに寛容な人もいれば、不寛容な人もいます。これは劇場で、どんな人と隣り合うか分からない以上、行ってみないとわからない。
ギャンブルですねw
基本的には子ども自身がその演目に興味を持ちそうにない場合は、連れて行かない方が無難。
親子で楽しめそうな演目なら、大人しく出来るか相談の上、連れて行ってみる。
そうやって様子を見るしかないかなと思います。