初めて観劇へ行く、と決めるキッカケになるものは人それぞれだと思います。
中でも多いのは「俳優ファン」と「原作ファン」じゃないでしょうか。
実際、私は当時好きだった俳優さんの、初めての主演舞台を観に行ったのがキッカケでした。
チケット代も高いし、失敗したくない!

好きな俳優さんが出ているものしか観に行かない、という場合はあまり悩まずに済みますが、そうではないと、演目選びに悩むこともあります。
上演が決まると、TwitterなどのSNSで告知される他、大がかりなものだとTVやラジオで宣伝されます。
お芝居を観に行った劇場でチラシをもらい、「観に行こうかな」と思うこともありますね。
題材とか出演者とか、チラシやポスターの雰囲気が気になるけど、チケットも安くないから失敗したくない。
そんな風に迷ったときには、どうやって選んだらいいでしょうか。
観に行く芝居はこうやって選ぶ
人によって、その芝居を観に行くかどうかを選ぶ基準があるものですよね。
それによって、悩みの深さも変わるかも。
俳優で選ぶ
好きな俳優さんがいて、その人が出ているなら観に行く。これが一番、悩みが少ないですよね~

推しが出ていれば満足。なにも悩むことはありません。
出番の多い少ない、役どころなどで不満を感じることもありますが、そこは観ないとわからないですから。
原作で選ぶ
自分が好きな原作が、どんな風にお芝居になるのかを観たいなら、悩まなくていいですね。

そうではなく、題名は知ってるけど読んだことはない、という有名作品の舞台化だと、迷うことがありますよね~。
原作が小説や漫画なら、まず読んでみることをオススメします。映画なら観てみる。
世界観が好きかどうかをまず確認します。お子さんと観に行くときは、特に注意が必要ですね。
アニメが原作だから子ども向けかなと思ったら、難解な不条理劇だったりすることもありますw
結末を知らずに舞台を観たい派なら、原作のレビューを探してみます。
翻訳劇なら、海外での評判をチェック。
作品のもつテーマ性が評価されず、出演者の演技力や美術、音楽だけが褒められている作品は要注意です。
演出家で選ぶ
これは全くの初観劇だと難しいんですが、私はけっこう、演出家でも選びます。

出演者さんが全く知らない方ばかり、オリジナルのお芝居で原作もない。という場合は、演出家さんが頼り。
これまで観てきた中で、好きだった作品を演出されている方の作品なら選んで観ます。
私の好みは、鈴木裕美さん・ケラリーノ・サンドロヴィッチさん・鈴木勝秀さん・森新太郎さん・赤堀雅秋さん・藤田俊太郎さん・栗山民也さん・白井晃さん・・・多いですねw
有名演出家なら安心というものでもなくて、自分の感覚との、相性の問題かなって思います。
その演出家さんがコメディを得意としているのか、文芸作品に強いのか。
それまでの作品の評価やレビューを読むとだいたい見当がつきますから、それで選ぶのもアリです。
主催で選ぶ
主催がどこかも、演目選びの参考になります。翻訳物の大規模ミュージカルなら、東宝・ホリプロなら間違いないだろう、とか。

韓国ミュージカルに強いところ、オフブロードウェイの小規模な良作を多く主催しているところ、2.5次元ミュージカルに強いところなど、主催の得意分野があります。
演目のジャンルと、主催の強みが合致していれば安心して選べそう。
劇場で選ぶ
これは根拠としては弱いかもしれませんが、自分が行きやすい場所にある劇場で上演されるものを選ぶ、という手もあります。

地方の劇場だったり、都内でも中心部ではなく、郊外に近い場所にあるとか。
文芸作品が多いとか、エンタメ色の強い作品が多いとか、劇場にも特色がありますから、それを足がかりに選んでも良いと思います。
場数を踏むと見当がついてくる
観劇に慣れてくると、自分が好きそうな演目かどうか、だいたい分かるようになってきます。
それまでは、価格の安いA席・B席を選んで試してみるなどして経験を積むのも、楽しいです♪